なりたい私でいるために「パティスリー ポタジエ」パティシエール柿沢安耶さんインタビュー【後編】

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

「どんなに忙しくても“女性としての美”を忘れず、いつでも心身のコンディションが整った自分でいたい」

それは多くの女性が願うところ。しかし現実は、仕事や家事などさまざまなタスクに追われ、自身のケアが後回しになることもしばしばです。見過ごしているうち、いつしか自分に自信がもてなくなり、気分も下がって悪循環に。

しかし中には、多忙でも女性としての美をないがしろにせず、「自分なりの美しさ」を身につけて、いっそう輝く女性もいます。たとえば「パティスリーポタジエ」のオーナーシェフ・柿沢安耶さん―。

前編では、野菜スイーツのパティシエールになるまでのストーリーや、野菜と食への熱い想いを語っていただきました。後編では、柿沢さんの美意識や、理想とする女性像について伺っていきます。

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

「パティスリー ポタジエ」パティシエール柿沢安耶さん

パティスリーやカフェ勤務を経て、2003年栃木県宇都宮市にカフェレストランをオープン。その後、2006年に世界初の野菜スイーツ専門店「パティスリー ポタジエ」を東京・中目黒にオープン。「おいしさを追求するだけでなく、食べた人が健康になれるスイーツ」を目指す。小学校での食育セミナー、生産地での野菜づくり体験ツアー、料理教室なども積極的に実施している。

スイーツを彩る美的センスヒントは街中に溢れている

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

スイーツを考案し、形にするパティシエールのお仕事は美的感覚も求められると思います。日々、どのようにセンスを磨いているのでしょうか?

美しいものを見ることは仕事につながるので、インテリアショップや食器店、洋服店、生花店にはよく足を運びます。化粧品のパッケージデザインやロゴもチェックしますよ。「この形面白いな。ケーキにできないかな」って、見るものすべてがスイーツづくりのヒントになります。

お店に立つ以外にも、野菜の魅力を伝えるイベントにも多く出られる柿沢さんですが、人前に立つときにご自身の「美」を意識しますか?

実は人前で話すのが苦手なので、野菜のことを伝えたいという気持ち一心でがんばっています。それこそ、お客さんを畑の野菜だと自分に暗示をかけて(笑)、緊張を上手くコントロールしています。緊張すると自分らしさが伝わらないので、最近は「緊張するだけ損」と思うようにしました。また、仕事柄、細かい作業が多く首が前に倒れがちなので、肩を開いて背筋をピンと伸ばすようにもしています。あとは、やっぱり笑顔を忘れないことですね。

幸せの根底は健康であることそれが美にもつながっていく

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

笑顔のお話が出ましたが、たしかに柿沢さんのご活動、笑顔が印象的です。常に笑顔でいるための秘訣はありますか?

幸せと感じるのも、不幸と感じるのも、自分の考え方次第かなと思うんです。上を見るとキリがないですけど、「家があって仕事があって健康で、温かい布団があれば幸せ」と思えるタイプなので(笑)、ちょっとした幸せでもすぐに笑顔になっています。小さな頃に病弱で学校を休みがちだったので、普通に元気で過ごせることのありがたみを、子どもの頃から感じていたからかもしれませんね。

柿沢さんのライフスタイルの中で、健康の優先度はとても高いと感じます。

そうですね。お客さんにヘルシーなものを食べていただきたいとか、ちょっとした化粧品を買うにしても成分にこだわるとか、仕事でも生活でもまず「健康ありき」で物事を考えている気がします。健康的な食材を意識的に食べて健康につながれば、肌も調子がいいし、結果的に美容にもつながる。健康はいろんな幸せと直結していると思います。

新たな家族のために菜食を中断何かを「手放す勇気」も必要

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

昨年9月にご出産されて、変わった部分はありますか?

食生活が大きく変わりました。23歳から続けていたベジタリアン生活は妊娠中からお休みして、肉も魚も少しずつ食べています。私自身は約16年間菜食を続けて、体調も肌の調子も良いので迷いはなかったんですけど、それを子どもに強いるのは違うなと思って。いずれ子どもが成長してから、自分自身で選ぶことだと思い、家の食卓はバランスよく出していこうと思っています。最近はそんなバランスのとれた、ユルいベジタリアンもいいかなと思っています。

手放す部分は手放すという、バランス感覚が大事なんですね。

若い頃はかなりストイックに食生活を制限していた時期もありました。それこそ「絶対にオーガニック野菜じゃないと」とこだわり過ぎていたときもありましたが、今はできる範囲で、なるべくピュアな食材を選んだり、手間ひまかけた調味料を選んだり、手づくりをするようにはしています。

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

育児中だとどうしてもご自分のケアは後回しになりがちだと思いますが、いかがですか?

自分に手間がかけられなくなったので、手早くできるものが助かります。スキンケアもそのひとつ。性格的におおざっぱな方なので(笑)、イニクスのように2ステップで肌をしっかり保湿できるものは取り入れやすいですね。

柿沢さんのような育児中の方にもぜひ使っていただきたいです。

赤ちゃんのお世話に追われていると、どうしてもスキンケアのモチベーションも低下しがちですが、イニクスの洗顔料はふわふわの泡が立つのが楽しくてやる気が出ます。気分よく洗顔ができると「あ。次の保湿もしっかりやろう」って思えるんですよね。忙しい育児の合間でも、スキンケアが癒しの時間になっています。

憧れの女性像はやりたいことに突き進んでいる人

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

柿沢さんの考える「美しい女性」とはどんな人ですか?

イキイキとした、内側からの生命力が湧き出ているような人ですね。なんだか野菜にも共通している気がしますが(笑)。

具体的に、あてはまる女性はいますか?

ファッションデザイナーの津森千里さんです。もともと10代の頃から洋服のファンでお店に通っていましたが、あるとき、私がこの仕事をしていることを津森さんが知って、それ以来、ケーキを毎回オーダーしていただいています。実際にお会いするとバイタリティに溢れた方で、キラキラとしたオーラに包まれているんです。スタッフの方が「津森さんは社員の誰よりも働き者でパワフルだ」って口を揃えて言うほど。それってすごいですよね。

やはりエネルギッシュな方に憧れますか?

好きなことをやっている女性は輝いていますよね。津森さんはものすごくハードな毎日を送っているのに、いつも穏やかな雰囲気をまとわれていて、威圧感がないところも素敵で。壁をまったく感じず、すっと入り込んで行けるような懐の深さというか……。「私が好きな服はこんな素敵な人がデザインしていたんだ」って嬉しかったですね。人との接し方は、真似したい部分です。

日常の幸せをつないでいくと前向きな自分になれる

「パティスリー ポタジエ」パティシエール 柿沢安耶さん

柿沢さんの考える美しさ、憧れの女性像についてお話を伺ってきましたが、最後に柿沢さんの「なりたい自分」について聞かせてください。

津森さんが洋服を通して人を元気にするように、私も野菜スイーツを通して、人を幸せにできたらいいなと思っています。今、地域の野菜を使ったスイーツ開発の仕事もしているんですが、健康にいいだけではなく、売れることも求められます。売れないとその野菜は注目されないですし、地域の農産物の消費にもつながらないので……。その両立を追求するには、もっとお菓子づくりの知識を深める必要があるし、世界のトレンドもリサーチしないと、と思っています。

野菜スイーツづくりに懸ける熱い想いに心打たれます。柿沢さんのように前向きに頑張れる原動力ってなんでしょうか?

毎日のちょっとした幸せを楽しむこと、でしょうか。おいしい料理を食べたり、メイクが上手く決まったり、疲れたときに食べたチョコレートがおいしかったり……。日常にちりばめられた小さな幸せをつないでいって、心が元気になると、明日もがんばる元気が湧いてくる気がします。

「野菜の魅力を広めたい」という信念のもと、まっしぐらに突き進む柿沢さんを見ていると、こちらもパワーがもらえます。健康的な暮らしにかける想いは強さに満ちていますが、一歩俯瞰したものの見方や、時に冷静になれる柔軟さは大いに見習いたいところです。

輝かしい経歴を持つ柿沢さんですが、彼女の美的センスや価値観を形づくってきたのは、日常でのちょっとした発見や喜び。私達でも実践できる、身近な方法ばかりです。「なりたい自分」の実現に向けて、できることからいますぐはじめていきましょう。

今も、将来にも、美しい肌を願うすべての女性のために、iniks(イニクス)は、商品と情報発信を通じて“正しいスキンケア”を拡げて行きます。

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