ニキビが気になる肌の
紫外線対策
天気の良い日は外に出かけたくなりますよね。特に露出の増える夏は紫外線が最も強くなる季節です。日やけ止めをしっかり塗りたいけれど、ニキビがあると肌への影響が心配でためらってしまう…そんな方が多いようです。でも、紫外線はニキビにとって悪影響。 日やけ止めの特徴を知り、こすらないことを意識して塗ることで、ニキビに負担がかからない紫外線対策をしていきましょう。
2016.06.01
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美肌解説
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1. 紫外線対策が重要なワケ
ニキビがあってもなくても、紫外線対策は絶対に必要です。 ですが「ニキビに日やけ止めを塗るのは、あまりよくなさそうで不安」と思う方もいることでしょう。 無防備な状態で紫外線を浴びることにより皮脂の分泌が促進され、ニキビができやすくなったり、さらにニキビを悪化させてしまう可能性があるといわれています。 また紫外線はバリア機能を低下させ肌の水分を蒸発させるため、肌の乾燥を引き起こします。ニキビと乾燥のどちらも気になる方は注意が必要です。
参考文献:ファーマナビゲーター ニキビ治療薬編 メディカルレビュー社
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2. 大人ニキビが気になる肌の、
日やけ止め選びのポイントノンコメドジェニックテスト済み※
ニキビが気になるときも、日やけ止めを塗るなどのUV対策をしましょう。ニキビのできにくいことを確認している「ノンコメドジェニックテスト済み」表記のあるものが選択の目安になります。
※ノンコメドジェニックとは..コメド(面皰)形成評価の試験を通して、ニキビのできにくいことを確認している化粧品。
低刺激性
ニキビと乾燥のどちらも気になる方は、バリア機能が低下し、刺激を感じやすくなっている場合もあります。肌への負担をできるだけ軽くすることを優先して日やけ止めを選びましょう。紫外線吸収剤に刺激を感じる場合は、紫外線散乱剤のみが配合された、ノンケミカル、紫外線吸収剤フリーなど表記された日やけ止めを選びましょう。また、下地機能のあるタイプを選ぶことで、複数アイテムを重ねずに、日やけ止めの後にファンデーションやフェイスパウダーで仕上げることができ、ニキビへの負担は少なくなります。
UVカット効果について
日やけ止め・UV下地に必ず表示されている「PA」「SPF」。これらは、紫外線カット効果を表すものです。 PAはProtection Grade of UVAの略称で、紫外線A波から皮膚を守る効果を表す指標。A波は肌の奥(真皮)まで到達するため、しっかりとガードすることが大切です。PAは4段階の+(プラス)で表記されますが、++~++++を選ぶようにしましょう。SPFはSun Protection Factorの略称で、紫外線B波のカット効果を表す指標。数字が高いほど紫外線カット効果も高まります。SPFは日常生活であれば、20~30くらいで充分と言われています。シーンに合わせて選びましょう。
使い方
スキンケアの一環として、日やけ止めを使ってください。適量をとり、やさしく顔全体にのばします。特にニキビのある部分はこすらないようにしましょう。次にファンデーションを重ねて仕上げます。ニキビの状態が良くない場合は、フェイスパウダーのみで仕上げることで、ニキビへの負担にならないようにしましょう。あごの下もニキビができやすい部分ですので、忘れずにつけましょう。落とすときは、必ずクレンジングと洗顔を行ってください。
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