

対談の最後は、Instagramのアカウントに届いた質問コーナーです。敏感肌やエイジングと向き合う皆さんが日々気になっていることを、小田ユイコさんに美容ジャーナリスト目線で答えてもらいました。
Q1:肌のくすみが気になっています。どうしたら良いでしょうか?
小田さん:くすみケアというと、まず最初に角質ケアや、古い角質を取り去るスペシャルケアと思う方も多いと思いますが、私が一番大事だと思っているのが、「保湿」です。
高山さん:保湿! くすみは保湿なのですか。
小田さん:そうなのです。潤い不足によって透明感が失われている可能性が特に大人の方は大なので、朝晩しっかり保湿していただくことが、まずは大事です。
高山さん:へえ~!意外と、答えは簡単だった。

Q2:エイジングケア*はいつから始めたら良いのでしょうか?
小田さん:個人差はあると思いますが、私は、30歳あたりからしていただくと良いかなと今までの経験上、思っています。
高山さん:そうなのですね。
小田さん:30歳前後になると角層の乱れが起こりやすくなり、乾燥しやすくなります。そして、本格的にエイジングケア*を始めるのが40歳くらいかと思います。
高山さん:意外と、早くから必要なのだなと感じました。
小田さん:角層のバリアの乱れが顕著になってくるのが40歳あたりと考えていただいて、そのころから早め早めにケアしていただくのが良いかと思います。先手先手で。
Q3:敏感肌の人がエイジングケア*をするときに気をつけたほうが良いことはありますか?
小田さん:はい。まず一番大敵なのは摩擦です。自分ではこすっているつもりがなくても、ちょっと伸ばすときに引っ張ってしまったり、ちょっと強くふれてしまったりなどの摩擦が、お肌に負担をかけてしまいます。
なので、しっかり保湿をして、お手入れの最後にクリームでしっかりとカバーしてあげることが大事だと思います。
高山さん:急いでいる時や、疲れている時とか、たたっと、ちゃちゃっとスキンケアをやってしまっている中で、結構つよくしたり、引っ張ったりしていたかもしれません。
小田さん:そうなのですね。ゆっくりていねいにやっても一生懸命ぬっても、かかる時間は実はあまり変わらないんです。
高山さん:そうか。それなら、ていねいにやります!
小田さん:そしてあともう一つは、UVケアを怠らないということ。敏感肌の人は、UVケアして良いのかしらと思う方もいるかもしれませんが、敏感肌用のUVケアというものがあるので、そちらを利用していただいて、しっかりと紫外線から守ってあげるということも大事です。

Q4:普段スキンケアをするときに、
こういう使い方をすると良いみたいな裏技はありますか?
小田さん:基本はハンドプレスで馴染ませていくということ。摩擦が大敵ですから、垂直方向に抑えてあげる。お肌を横に引っ張らずに垂直方向にやさしく抑えることで、ローションもセラムもクリームも馴染んでいきます。
垂直になじませるときに、どうしても力がはいってしまうので、スキンケアをする前に手首をぷらぷらとさせます。そのぶらぶらの手でふっと乗せる感じです。
高山さん:あ、やさしい!
小田さん:そうなのです。こうすると力が入らないし、手の指が自然とカーブを描いて、お肌のカーブに沿いますので、すごくやさしく、しかも効率よくなじませることができます。
もう一つおすすめなのが、つけられる顔の肌のほうの意識に集中すること。「どういう風に触れられているかな」ということに意識を向けると、手は強いことはできなくなってくるので、自然とやさしいタッチになります。

高山さん:会話と一緒ですね。「相手を思いやる」という気持ち
小田さん:手と肌のコミュニケーションなのでスキンケアって。なので、肌の声も聞いてあげてください。
高山さん:やさしくしてあげたいな、こうしたら喜ぶかな、ということを考えながら触る。それだけで力の入り方全然違います。
小田さん:変わりますよね
Q5:敏感肌で自分の肌にコンプレックスがあります。どのように向き合い(対処法もふくめて)ましたか?
小田さん:そうですね。私も子どものころアトピー性皮膚炎がありましたし、大人になってからも敏感に陥りがちな肌ではあります。なんとか克服できているのはやっぱり、あきらめないということが大事だなと思います。
高山さん:あきらめない。
小田さん:私は20代のはじめの頃に、アトピー性皮膚炎の後遺症みたいなものが残っていて、やはり揺らぎやすかったんですね。けれども、あきらめずに好きな化粧品を探してお肌に合うことを、そしてていねいにやるようになってから、今は敏感肌に悩まずに過ごせています。
高山さん:みての通り、内側からパーンと光る肌になれるのですね。
小田さん:ありがとうございます。あきらめずに、色々トライしてみることが大事です。あとは自分の肌のことを好きになってあげる、愛してあげることがすごく大事。自分で自分の肌のことを「いや」って思わないのがすごく大事。
高山さん:そうですね。さわるときもやさしく。鏡に向かうときも、「イヤだわこの顔」って思うよりも、きれいになれ~きれいになれ~って、鏡の前で言葉を投げかけるのですよね。愛してあげるってすごく大事。
Q6:年代によって、エイジングケア*に必要なアイテムはどんどん増えてしまうのでしょうか?
小田さん:お悩みが増えると、それに一個一個足していかなければならないような気持になる方って多いと思います。でも、そうするとスキンケアのステップが増えてしまいますよね。
敏感肌の人にとっては、ちょっとお肌の負担になってしまうこともあります。上手に触ってあげれば良いですが、やはり手が触れる回数が増える分、摩擦が増える可能性がありますので、基本はシンプルステップを心がけるということです。
そのほうがお肌の調子が良くなって、結果エイジングケア*に結びつくと私は考えています。
高山さん:ステップを減らすって、ちょっと勇気のいることというか、ケアを怠っているのではないか、もっと必要ではないかと、悩んでいる時こそ思いがちですが、そういう時こそ、摩擦を少なく、負担を少なくということですね。
小田さん:そうです。焦って色々なケアに手を出してしまうことあると思いますが、1番大事なのは、お肌のバリアです。エイジングケア*にもつながっていきます。
高山さん:なるほど。

Q7:これだけはもっとはやくからやっておけば良かった、と思うケアはありますか?

小田さん:もしかしたら、ちょっと意外かもしれませんが、洗顔の見直しです。
高山さん:洗顔!
小田さん:はい!洗顔の見直しをもっと早いタイミングでやっていたら、さらに良いお肌が得られたかもしれないと思います。洗顔は洗い流すという作業なので、うるおいも逃げてしまいがち。なので、大切なのはうるおいをまもるような洗顔やクレンジングを選ぶということと、洗う時の手の動作です。 それがこすらないようにする、ということ。こすらないようにするためにも、洗顔やクレンジング選びはとても大事でそこを見直すと、スキンケアのスタートの時点が、0とかマイナスじゃなくてプラスになれます。
高山さん:私、クレンジングも洗顔も急いでやっていました。スキンケアは鏡の前だからていねいにと意識していますが、クレンジングや洗顔はお風呂に入ってさささっとやっていました。
小田さん:くるくるってやってしまいますよね。
高山さん:今日から変えてみます。
小田さん:ちょっとだけ、ゆっくりとやってみてください。
***
高山さん:色々な質問に答えてくださいましたが、私自身も勉強になるアドバイスがたくさんありました。みてくださっているみなさんも、「なるほどな」と思っていただけたのではないでしょうか。
小田さん、ありがとうございました!
小田さん:ありがとうございました!
*エイジングケア…年齢に応じたケアのこと



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丁寧な生き方を発信するinstagramも人気。趣味は料理、ランニング、器集め、旅行。

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