美肌研究所

皮膚科医監修 洗顔の基本術

肌美人の基本は、"正しい洗顔"でした。

誰もが憧れるツルスベ美肌。そのためのケアを「特別なこと」と受け止めていませんか? 実は、キレイを手に入れるための要は、スキンケアの土台でもある"正しい洗顔"にあります。そこで今回は、岡山県倉敷市の皮膚科「ほう皮フ科クリニック」の院長・許 郁江先生のもとを訪れ、皮膚科専門医の観点から洗顔の大切さについて語っていただきました。この機会に、ご自身の洗顔を一度見直してみませんか?

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洗顔はゴシゴシこすらない

美肌を目指すうえで大切なことは、肌を清潔にすること(洗顔)、しっとりさせること(保湿)、そして紫外線から肌を守ること(UVケア)の3点です。なかでも洗顔は、すべてのプロセスの基本であり、化粧水や乳液などのスキンケア化粧品、さらには治療薬の浸透をサポートすると考えられます。実際に、古い角質がついたままのくすんだ肌よりも、しっかり洗顔・保湿された肌のほうが、透明感があり明るい印象を与えますので、正しい洗顔方法を身につけましょう。

メイク落としや洗顔料は固形石鹸からクリーム、ミルク、オイル、フォームタイプまで、市場に出回っている種類はさまざまです。ご自身の肌質と相談しながら、しっかり落としてくれるもの、低刺激なものを選びましょう。お顔の皮膚は薄くて、とてもデリケートです。いずれのメイク落とし、洗顔料を選ばれた場合も、"とにかくやさしく、ゴシゴシこすらない"ことが一番重要です。

皮膚科医直伝の洗顔のすすめ

ここで、洗い方を伝授したいと思います。まずは手をきれいに洗って、手のひらの雑菌を洗い流してください。メイクをしている時は、十分な量のメイク落としを使用し、やさしくメイクとなじませます。指のすべりがよくなってきたら、36度ぐらいのぬるま湯でていねいに洗い流します。次に手のひらか泡立てネットを使って、弾力のある、きめ細かなテニスボール大の泡をつくりましょう。洗顔は泡を転がすよう、そして肌をなでるように、あくまでも「気持ちいい」くらいのやさしい圧を心がけてください。生え際やTゾーン、Uゾーンなど皮脂の多い部分は、指先を上手に使ってやさしく洗い上げましょう。最後に、洗顔料を32度くらいのぬるま湯で洗い流します。

ただし洗いすぎは禁物です。汚れを落とすことは大切ですが、過度な洗顔は、肌に必要な皮脂を落としすぎて逆効果となります。やってしまいがちな、入浴時に40度前後シャワーをそのまま顔に当てるのも、あまりお奨めしません。高い温度だと、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるからです。肌の潤いを保つセラミドやNMF(天然保湿因子)などは残した状態で洗っていただくことが大切です。できればNMFの構成成分、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれている洗顔料を選び、潤いを補いながらやさしく洗い上げましょう。

クレンジング・洗顔のポイントはこちら(スキンケアトリニティ・スキンケアメソッド)

汚れを落としてすっきり。正しい洗顔の手順

1.まず、手をきれいに洗います。
手に汚れがついた状態だと、洗顔をする意味がなくなってしまいます。

2.ぬるま湯でお顔をぬらします。
ぬるま湯の温度は、ぬるめの32度ぐらいが理想です。

3.適量の洗顔料を手のひらにとり、テニスボール大くらいの泡をつくります。
泡立てネットを使って空気をよく含ませると、きめ細かなボリュームのある泡をつくることができます。泡立てネットは雑菌がつきやすいので、きれいに洗っておきましょう。

4.泡を転がすよう、やさしく肌をなでるように洗います。
額、鼻などの皮脂の多いところは、特に丁寧に洗いましょう。

5.ぬるま湯をかけて洗い流します。洗い残しの多い生え際、フェイスラインも十分に流します。
すすぎの回数の目安は10〜20回。泡が消えるまでおこなってください。このとき手のひらでこすらないように心がけましょう。

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監修医師:許 郁江先生 ほう皮フ科クリニック 院長。医学博士。

韓国ソウル大学医学部卒業。
岡山大学医学部皮膚科にて研修後、米国ハーバード大学医学部皮膚科に留学。
International Training Program for Dermatology修了。
興生総合病院皮膚科医長を経て、2007年、倉敷市にほう皮フ科クリニックを開設。
岡山医療技術専門学校非常勤講師。
患者さんの気持ちに寄り添う丁寧な診療で、皮膚疾患全般の治療を行っている。

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