皮膚科医に訊く肌悩みQ&A
(敏感・乾燥肌編)

誰に相談したらいいんだろう?トラブル肌ならではのお悩みに皮膚科医の先生が答えてくれました。

肌トラブル

  • Q 敏感肌はどんな肌ですか?敏感肌に多い肌トラブルとその対応は?

    敏感肌とはトラブル肌のこと

    敏感肌とは、一般的にトラブルのおきやすいデリケートな肌のことをいいます。特に角層のバリア機能が低下すると、外部からの刺激にとても弱くなり、敏感肌になりやすくなります。トラブルが生じると、肌がカサついてきたり赤くなったりかゆみを生じたりします。また、毛穴の角質つまりやニキビなどができやすくなることもあります。敏感・乾燥肌がひどくなると、シミやしわなど肌の老化も進んでしまいます。

    毎日の正しいスキンケアがトラブル対策に

    毎日のきちんとしたお手入れで、トラブルのない健康できれいな肌を保つことができます。スキンケアの基本、第1のポイントは、洗顔することから始まります。泡立てた洗顔料でやさしく汚れを落とすこと。絶対にこすってはだめです。角層がはがれて、ますます敏感な肌になります。洗顔後の肌は、放置するとどんどん水分が蒸発して乾燥していきます。ですから、すぐに保湿剤でうるおいを与えてあげることが第2のポイントです。最後に、紫外線から肌を守ることも忘れずに。紫外線は、シミ、しわ、肌あれ、さらには皮膚癌のもとにもなります。UVケアも日頃のお手入れに欠かさないようにしましょう。

  • Q 花粉、大気汚染(黄砂、PM2.5など)によって肌が敏感になることはありますか?その対応は?

    飛んでくるものには注意が必要です

    春(スギ・ヒノキ・ハンノキなど)夏(オオアワガエリ・カモガヤなど)秋(ブタクサ・ヨモギなど)の花粉や、黄砂、PM2.5などは、すべて肌トラブルの原因になります。空気中に舞っている花粉や大気汚染物質が肌に付着してアレルギーを生じると、かゆみ・赤み・皮むけなどの症状が出て、肌はとても敏感になります。
    特に目のまわりや風に当たった部分がかゆくなりやすいので、花粉や黄砂、PM2.5が飛んでいる時期に一致して肌が敏感になるかたは、注意が必要です。

    対策方法は?

    花粉や大気汚染物質は、風の強い日・気温が上がった日に飛びやすく、雨の日はほとんど飛びません。飛んでいる時期は、布団や洗濯物に花粉や大気汚染物質が付着して症状が悪化してしまいますので、室内干しや乾燥機を利用してください。外出時は、マスク・サングラス・帽子などで予防します。コートは毛がふわふわしたコートよりも、さらっとした生地の方が付着しにくいです。帰宅時には、玄関先でコートを脱いで、ブラッシングでコートに付着した花粉や大気汚染物質を取り除きます。なるべくすぐに洋服を着替え、うがいと手洗い・シャワー浴をすることで、かなり予防ができます。肌が敏感なかたは、顔がかゆくなりやすい時期ですので、帰宅後すぐに敏感肌用の洗顔料でやさしく洗顔をして、保湿も心がけてください。

  • Q 顔がかゆくなったときは、どうしたらいいですか?

    まず、冷やすことが大切

    冷たいタオルでかゆい部分を冷やしてください。ただし、氷を直接肌にあてると、外した後で腫れたり逆にかゆみが増強したりするので、ダメです。氷を使う場合はタオルにくるむなど、直接肌にあてないよう、やさしく冷やしてください。かゆみが強い時は、入浴は避けてぬるま湯でさっと汗を流す程度にしてください。洗顔料でかゆい部分をこするとますますひどくなりますので、かゆい部分の使用は避けてください。。

    ストレスをためないようにリラックスを

    ストレスにより神経からサブスタンスPなどのかゆみの伝達物質が放出され、かゆみはますますひどくなります。イライラすると、さらにかゆみが増してしまいますので、深呼吸をしたり、リラックスしたり、気分を鎮めることも大切です。

    食生活や睡眠も大切

    刺激になるような辛い物やアルコール類はかゆみを増してしまいますので、できる限り避けてください。ビタミン豊富な野菜や、肉魚をバランスよく食べることが、肌トラブルを早く改善させるためにも大切です。また、肌を再生させる睡眠時間は夜10時~2時のゴールデンタイムと言われています。夜更かしや睡眠不足は、かゆみやトラブルを悪化させてしまいますので注意が必要です。

  • Q 乾燥肌はしわができやすいってホントですか?

    肌が乾燥すると、目元や口元に「乾燥じわ」という小じわができやすくなります。その場合は、乾燥部分に化粧水をたっぷり塗り、その後に必ず乳液やクリームで保湿することが大切です。顔全体に保湿剤をなじませた後、目元や口元など小じわが気になる部分にもう一度重ね塗りすると、さらに効果が上がります。

  • Q 敏感・乾燥肌の皮膚科に行くタイミングは?

    肌にかゆみや赤みが出てしまって、使用しているアイテムをやめても治まらない場合は、皮膚科を受診してください。夜もかゆくて眠れないくらいこじれてしまうと、治るまでに時間がかかってしまいますので、早めの受診がおすすめです。また、どの化粧品を使用してもヒリヒリしてしまう場合、自分ではどれがいいのかなかなか選べない場合も、皮膚科で相談することをおすすめします。パッチテストという検査で、どの成分が自分に合っているのか、どの成分でアレルギーを起こしているのかを調べることができます。

    受診をスムーズにするワンポイントアドバイス

    皮膚科で治療を受ける際に、医師に今までの経過や症状、困っていること、診てほしいことをあらかじめ頭の中でまとめたり、メモしておいたりすると、診察時に話がスムーズにできます。

スキンケア

  • Q 敏感・乾燥肌なのですが、秋冬の肌ケアのコツを教えてください。

    秋冬は空気が乾燥し、気温が低くなるため体全体が冷えやすくなり、肌には過酷な時期です。

    まず、乾燥対策をしましょう

    乾燥注意報のでる秋冬は、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合された乳液やクリームなど、バリア機能に着目した化粧品で、しっかり保湿することが大切です。少なめに塗ると効果は半減しますので、たっぷり塗ることがおすすめです。また、お部屋の環境も大切です。長時間、ヒーターや電気毛布、ホットカーペットなどを使用しないように気をつけて、加湿器を利用して湿度を50~60%以上に保つようにしましょう。

    敏感・乾燥肌に効果的な入浴方法

    冷え対策・肌にうるおいを与える対策として、入浴も大切です。体温は36℃付近ですので、それよりも少し高めの38~39℃のお風呂でゆっくり入浴すると体が温まりやすく、さらに副交感神経が刺激されることでリラックスしてストレス解消にもつながります。その結果、肌の再生力が整ってうるおいが戻ります。また熱いシャワーを強く浴びすぎると、皮脂がそぎ落とされて肌が乾燥してしまうため、さっと浴びるか、もしくはかけ湯もおすすめです。

  • Q 敏感・乾燥肌なのですが、春夏の肌ケアのコツを教えてください。

    春になるとお外はぽかぽかと心地いいですね。
    何か新しいことにチャレンジしたくなるような・・・そんな楽しい季節ですが、実は肌トラブルもでやすい時期です。

    春夏の肌トラブルの原因はいろいろ

    春から急に紫外線が強くなってきます。また、スギ花粉などいろいろな花粉が飛んできます。さらに気温が高くなると、汗もかきやすくなります。敏感・乾燥肌のかたは、紫外線・花粉・汗のいずれにも敏感なかたが多いので、とても注意が必要なのです。

    忘れがちな汗対策について

    汗をかくことで体温を調整し、すっきりした気持ちになれます。また汗は弱酸性で、皮膚の保湿・殺菌効果もあります。ただし、かいた汗をそのまま放置すると、アンモニアが発生して皮膚はアルカリ性に傾き、あせもやかゆみ、ニキビなどの肌トラブルが生じやすくなります。汗をかいたらこまめにシャワーで流すのが一番です。外出時には、ビニールポーチにぬれタオルを入れて持ち歩くと便利です。こすらずやさしく肌を押さえるように汗をふき取ります。肌を清潔にした後は、ローションや保湿剤をやさしく塗ります。その際、油分が多いとべたついてあせもなどができやすくなりますので、あせもなどができやすい部分には、べたつかない保湿剤がおすすめです。

    日常の紫外線対策のコツ

    まず大切なことは、日やけ止めを1年中きちんと使用することです。朝起きて歯を磨いて洗顔・保湿した後に、露出されている部分に日やけ止めを塗ります。日やけ止めを塗ることを毎日の習慣にすることが大切です。出かける時は、つばのある帽子や日傘で、紫外線対策を行います。洋服は、色の濃い目の長袖のものを一枚はおりましょう。夏の色「白」はタブー。黒の4倍、紫外線を透過するといわれています。日差しの強い日は、UVカットのサングラスをかけて目も保護します。歩行時は、なるべく日陰や地下道を選んで歩いてください。

    日やけをしてしまったら・・・

    急に日やけをして肌がほてってしまった場合は、冷たい水に浸した固く絞ったタオルなどですぐに肌を充分に冷やすことが大切です。ほてりが鎮まったら、その後カサつかないように、肌にやさしい低刺激性の化粧水でたっぷりと水分補給をして、さらに乳液や保湿クリームなどで保湿ケアを行います。また、食べ物やサプリメントなどから、ビタミンCを摂るように心がけましょう。シミの生成を防いで、体の免疫力を高めてくれます。

  • Q 敏感・乾燥肌の正しいスキンケアを教えてください!

    スキンケアアイテムの選び方のコツは?

    いずれの製品も、乾燥肌もしくは敏感肌向けのものがおすすめです。「無添加」だけの表示では、何が添加されていないのか不明の場合が多いので、「無香料」「無着色」「アルコールフリー」など、何が添加されていないのかきちんと表示してあるかを確認して、ご自身の肌に合うものを選びましょう。また、「アレルギーテスト済み」「敏感肌のかたのご協力によるパッチテスト済み」「使用テスト済み」「低刺激性」などの記載があると、より安心して使用できます。

    顔のクレンジング方法

    クレンジング料は敏感・乾燥肌用を選びます。クレンジング料はたっぷり(適量を守りましょう)手にとり、メイクを浮かせるように肌全体にやさしくなじませます。その際にゴシゴシこすっては絶対ダメです。長時間マッサージするように使用することもNGです。汚れた油性成分で肌が痛めつけられてしまいます。化粧がふっと浮いてきたら、終了のサインです。その後はやさしくさっと流して、洗顔に移行します。

    クレンジング料の選び方

    クレンジング料にはいろいろなタイプがあります。敏感・乾燥肌のかたは、ふき取りタイプではなく洗い流すタイプの方が、肌に摩擦などの物理的な負担がかかりにくいので、おすすめです。一般にライトメイクの場合は、ジェルやミルクタイプ、ハードメイクの場合は、クリームやオイルタイプをおすすめしています。使用後につっぱり感や赤みがでる場合は、刺激が生じている可能性がありますので、他のクレンジング料に変更した方が無難です。

    顔の洗い方

    洗顔料は敏感・乾燥肌用を選びます。泡立てた洗顔料で顔をやさしくなでるように洗います。その際にゴシゴシこするのは絶対ダメです。また、泡は量より質にこだわってください。多すぎる泡は、すすぎに時間がかかったり、泡を取り除くためにこすったりすることで、肌にダメージを与えてしまいます。きめ細かくクリーミィな泡が、やさしく汚れを落としてくれます。すすぎは手のひらに溜めたぬるま湯で、泡が消えるまですすぎます。やはりこすらないように、やさしくすすぐのがポイントです。

    洗顔料の選び方

    きめ細かな泡の立ちやすいものがおすすめです。ピーリング効果のあるものやスクラブ入りのものはバリア機能を弱めてしまいますので、敏感・乾燥肌のかたは、使用を避けた方が無難です。保湿成分入りやうるおいを取りすぎないものがおすすめです。洗顔後肌がつっぱらないものが、自分の肌に合っているという目安になります。

    洗顔後の保湿ケア

    洗顔後の肌は水分を含んでいますが、そのまま放置するとどんどん水分は蒸発していきます。洗顔後できるだけ早く保湿することが大切です。まず、たっぷりの化粧水をやさしく肌になじませます。その後に乳液・クリームなどを肌の状態に合わせて重ねていきます。
    敏感・乾燥肌で、化粧品にかぶれたり、しみたりしやすいかたは、保湿効果の高い乳液やクリームの中でも、自分の肌に合っている一品だけ使用する方法もあります。いろいろつけすぎると肌あれのもとになってしまいますので注意が必要です。

    保湿ケア(化粧水・乳液・クリーム等)の選び方

    何よりも大切なことは、使用した後ヒリヒリしたり赤くなったりかゆくなったりしないものを選ぶことです。新しいものを使用する場合は、腕の内側に500円玉くらいの範囲で2、3日、心配な場合は1週間くらい使用して、トラブルが生じないかどうか試してみてください。大丈夫であっても、使用中にかぶれてくる場合がまれにあります。数ヵ月~数年後にかぶれが生じる場合もありますので、もし途中でかゆくなったり赤くなったりした場合は、いったん使用を中止してください。その際、何も塗らないと肌は乾燥してしまいますので、一番刺激を感じないもの一つだけ(クリームやワセリンが無難です)を肌トラブルが治まるまで使用します。それでも治まらない場合は、早めに皮膚科を受診してください。

    日やけ止めの正しい塗り方は?

    薄すぎたりムラになったりすると、製品本来の効果を発揮できなくなってしまいます。効果を発揮させるためにはたっぷり(適量を守りましょう)塗ることがおすすめです。肌にのばす時は、ムラにならないように均一にていねいにのばすように塗ってください。また、首の後ろ・耳・デコルテゾーンは、塗り忘れが多い部分なので注意してください。

    日やけ止めの選び方
    どれくらいの強さのものを選べばいいのでしょうか?

    日常生活では、SPFが20~30くらい、PAは++あれば、十分効果があります。ただし、仕事やアウトドアスポーツなどで一日中外にいるときや、日常生活においてもしっかりUV対策をされたい場合には、SPFが40~50+、PAが+++か++++のものを使用してください。いずれも日やけ止めは敏感肌向けのものを選びましょう。
    SPF値(1~50+):紫外線UVBにより皮膚が赤くなること(または赤くなる日やけ)を防ぐ効果の目安。数値が大きいほど効果が高く、国内製品では「50+」が最高表示値。
    PA値(+~++++):紫外線UVAにより皮膚が黒くなる日やけを防ぐ効果の目安。「++++」が最も効果が高い。

    紫外線吸収剤が入っているものと入っていないものでは、どちらがいい?

    敏感・乾燥肌のかたは、紫外線吸収剤の配合されてないものがおすすめです。紫外線吸収剤とは、日やけ止めに配合されている有機化合物です。紫外線を皮膚の表面で吸収して熱などに変化させることにより、紫外線が皮膚の中まで透過するのを防ぎます。しかし肌の弱いかたは、紫外線吸収剤そのものでかぶれたり、紫外線を吸収して変化する反応により肌あれをおこすなどトラブルが生じることがありますので注意が必要です。

    クリームとローションのどちらを選べばいい?

    日やけ止めにはミルクやクリーム、ローション、ジェル、スプレータイプなどさまざまな製品が発売されています。体など広範囲に使用する場合は、伸びのいいローションやジェルタイプが使いやすいです。一方、肌が敏感なかたやカサついている場合、保湿効果の高いミルクやクリームタイプがおすすめです。

  • Q 敏感肌のボディケアを教えてください。

    洗い方

    洗浄料は、敏感肌用を選びます。泡立てた洗浄料で体全体を手でやさしくなでるように洗います。タオルを使用する場合は、ナイロンではなく柔らかい綿素材やガーゼタイプを使用してください。その際にゴシゴシこすっては絶対ダメです。すすぎは、かけ湯が最も刺激が少なく肌にやさしいです。シャワーを使用する場合は、ジャージャー強く浴びないで、シャワーヘッドを動かしながら泡が消えるまでやさしくすすぎます。

    スキンケア

    入浴後の肌は水分を含んでいますが、そのまま放置するとどんどん水分は蒸発していきますので、できるだけ早く保湿することが大切です。ボディクリームやミルク、ローションを、体全体にやさしくなじませるように塗ります。乾燥が強いかたや冬はクリームタイプ、汗をかきやすいかたや夏はローションタイプを選ぶといいでしょう。

    衣類

    直接肌に触れる肌着は、吸水性(汗を吸ってくれます)と通気性(蒸れにくいです)のある綿やシルク素材のものがおすすめです。ポリエステルなどの化学繊維などは汗を吸い取りにくく通気性が良くありませんので、敏感肌のかたは直接肌に触れると肌トラブルが出る可能性があります。縫い代もチェックしてください。肌にあたらないように縫製されているものがおすすめです。また、汗をかいたら、こまめに取替えましょう。

    洗濯

    洗濯には、合成洗剤ではなくセッケン洗剤を使用します。セッケン洗剤は肌にも環境にもやさしく、敏感肌にはおすすめです。セッケン洗剤を使用した場合は、柔軟剤は必要ありませんのでさらに安心です。香料入りのものは肌トラブルが生じることがありますので注意が必要です。また肌着を洗う場合は洗濯ネットなどを上手に利用して、生地の傷みを防ぐようにします。

メイク&フレグランス

  • Q 敏感肌向けメイクアイテムの選び方のコツは?

    いずれの製品も、敏感肌向けのものがおすすめです。「無添加」だけの表示では、何が添加されていないのか不明の場合が多いので、「無香料」「アルコールフリー」など、何が添加されていないのかきちんと表示してあるかを確認して、ご自身の肌に合うものを選びましょう。また、「アレルギーテスト済み」「敏感肌のかたのご協力によるパッチテスト済み」「使用テスト済み」「低刺激性」などの記載があると、より安心して使用できます。

    ファンデーション

    乾燥しやすいかたはリキッド、クリームタイプがおすすめです。ただ、美容成分が多く配合されているものや肌に強く付着して落ちにくいものは、刺激が生じる場合がありますので注意が必要です。敏感肌のかたは、基本的に軽めのパウダータイプがおすすめです。柔らかいパフでやさしくのせるように使用すると、キレイに仕上がります。

    ポイントメイク

    かゆみや肌あれが生じている部分は避けて使用することが大切です。目元があれている場合は、アイメイクは避けて眉墨(アイブロー)と口紅を使用してポイントを際立たせ印象的に仕上げます。唇があれている場合は、口紅は避けてアイメイクとチークを使用して上手にメイクを楽しみましょう。ポイントメイクで肌トラブルを生じやすいかたは、ラメ入りや落ちにくいタイプは避けた方が無難です。

  • Q 香料が好きなのですが、敏感肌です。どのように楽しめばいいですか?

    香料の強い化粧品を直接肌に塗ったり、香料の強い洗剤・柔軟剤で洗った肌着が肌に触れたりすると、かゆみや赤みなどの肌トラブルが生じる可能性があります。香水やコロンを肌に直接あたらないようにさっと振りかけたり、お部屋にアロマ製品を置いて香りを楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。また皮膚科でパッチテストを行えば、使用しても大丈夫な香料をある程度選ぶことができます。

監修医師:野村 有子先生

野村皮膚科医院 院長

慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。
神奈県警友会けいゆう病院皮膚科勤務等を経て、1998年、横浜市に野村皮膚科医院を開業。
皮膚疾患の治療からスキンケアまで、きめ細やかな指導を行っている。