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夏の肌は「適量ケア」でトラブル解消
2023.03.27

強い紫外線、汗や皮脂、冷房の効いた室内…
日やけ止めも日傘も手放せない、ちょっと面倒な季節。
でも、夏のスキンケアはポイントを押さえれば意外と簡単。
日やけ止めも、スキンケアも、適量を正しく使うことで効果がぐんとアップしますよ。
健康的な夏美人になるために、できることからすぐに始めましょう。

美肌解説

UVケア

肌の露出が多くなる夏、スキンケアの中で最も気になるのは紫外線対策ではないでしょうか。紫外線は肌を黒くするだけでなく、肌が赤くなる炎症(サンバーン)を起こすことで、シミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害の要因となることが分かっています。
紫外線の中でもUV-Bがサンバーンを引き起こすと言われ、その量は7-8月がピーク。更に、光老化の原因とされているUV-Aも、その量のピークは5.7月となり、共に夏が高くなっています。
ですので、真夏のUVケアは健やかな美肌づくりやアンチエイジングに欠かせません。
UVケアの基本は、日やけ止めをしっかり毎日使うこと。
日やけ止め、もしくは日やけ止め効果のある化粧下地や、ファンデーションを使って毎日UVケアを行いましょう。
肌悩みを抱える方の中では、日やけ止めによる肌トラブルを経験されたため、日やけ止めを積極的に使用することができない方がいらっしゃるかもしれません。そのような方は、肌への刺激が少ないと言われている「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」「紫外線吸収剤フリー」などと表記された日やけ止めを選んでください。またテクスチャーによっても肌に合う、合わないがありますので、一度サンプルなどで肌に合うかどうか試して、毎日使用する日やけ止めを選ぶと安心です。
ところで日やけ止めの使用量ですが、べたつきを気にして日やけ止めを薄く塗りがちではありませんか?日やけ止めを薄く塗ると十分な紫外線防御効果が得られず、塗りむらの隙間から紫外線が肌に侵入してくるかも。適量をしっかり塗ることで、得られる効果が変わってきます。

参照元:日本皮膚科学会_皮膚科Q&A_日焼け

紫外線の種類と皮膚への影響

紫外線 UVB ショートUVA ロングUVA
波長 290-320nm 320-340nm 340-400nm
到達部位 表皮から真皮上層 表皮から真皮深層
皮膚への作用 サンバーン サンタン
赤くなる、水膨れができる、しみ、皮膚がん 黒くなる、しみ、皮膚がん 黒くなる、しみ、皮膚がん
長波長で皮膚の深部まで到達することからコラーゲンの産生低下、乾燥、光老化(しみ・しわ・たるみ)、皮膚がん
照射量 全紫外線の5% 全紫外線の15-20% 全紫外線の75%
照射のピーク 晴れた日
屋外
春夏に強く、
秋冬に弱い
7-8月にピーク
曇りでも晴れでも強い
屋外だけでなく窓ガラスも通過
通年強い
5・7月にピーク
紫外線防止数値 SPF PA

保湿

高温多湿な夏は、汗や皮脂の分泌により肌のべたつきが気になり、「化粧水だけで済ましてしまう」「乳液を使わない」など、保湿スキンケアを怠りがち。でも、冷房の効いた室内と室外との湿度、温度の差や紫外線の刺激などにより、一見肌は乾燥していないように見えるけれども、実は角層のバリア機能が乱れて水分不足に陥ってしまっている...ということがあります。バリア機能が乱れることで紫外線のダメージを受けやすくなるので、UVケアをより効果的に行うためにも、保湿によりバリア機能を整えることは重要です。夏の保湿ケアはべたつきが気になる...という方は、使用方法に工夫を。化粧水、乳液をつけた後、手のひらで顔全体を覆いしっかりと浸透させてください。浸透させることでべたつきも気にならず、十分な保湿効果も得られます。

洗浄(洗顔)

汗や皮脂の汚れを放っておくと肌トラブルの原因となることも。朝晩の洗顔と入浴時の洗浄などで、常に清潔な肌を心がけましょう。そこで注意したいのがゴシゴシ洗い。肌をゴシゴシ洗うことで肌が摩擦され、バリア機能が壊れてしまうことも...。また、肌に必要な油分まで洗い流してしまう可能性が。ゴシゴシこすらなくても汚れは落ちますので、肌あたりのよい上質泡で優しく肌を洗うように心がけましょう。またすすぎ残しがあると肌に負担を与えてしまいますので、すすぎ残しのないように洗い流しましょう。

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