ニキビが気になる肌のスキンケア
ー 化粧品の選び方 ー
ニキビが気になる肌には、どんなスキンケアアイテムを選ぶといいのでしょうか。巷には魅力的な宣伝文句が溢れ、つい手を出したくなってしまいます。しかし、大人ニキビには正しい化粧品選びとスキンケアが必要です。まず、化粧品はノンコメドジェニック※製品を選びましょう。そして、実は、使用順序と使用量にも秘訣があるのです。正しい知識と正しいスキンケアで、大人ニキビをケアしていきましょう。
※ノンコメドジェニックとは...コメド(面皰)形成評価の試験を通して、ニキビのできにくいことを確認している化粧品。
2016.06.01
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美肌解説
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1. クレンジング剤
クレンジングはしっかり行いましょう。
ニキビの原因は、毛穴のつまりです。メイク汚れや皮脂のつまり、古い角質の滞りなどをクレンジングでしっかりと取り除く必要があります。
クレンジング剤選びのポイント
・摩擦を避ける
クレンジングはメイクとなじませて落とすので、どうしても肌に力を加えることになりニキビにも摩擦が生じます。その摩擦を最小限にするため、軽く肌あたりの柔らかいテクスチャーのクレンジング剤を選びましょう。・刺激を避ける
低刺激性のクレンジング剤をおすすめします。洗浄力・脱脂力の高いクレンジングの場合、刺激となって、ニキビを悪化させる可能性もあるので気を付けましょう。・クレンジング剤が残らない
洗い流してもベタつくようなクレンジング剤は、不要な成分が肌に残っている可能性があり、毛穴詰まりの原因になる場合もあります。 -
2. 洗顔
洗顔料は、肌に負担がなく洗い流しやすいものを選びましょう。
洗顔料選びのポイント
・低刺激なもの
洗顔料のなかには、洗浄力・脱脂力が強過ぎるものもありますので、乾燥も大人ニキビも気になる肌は注意が必要です。大人ニキビには、低刺激で皮脂を取りすぎない洗顔料をおすすめします。・きめ細かな泡が立てられるもの
肌を傷めず洗うには、手指ではなく「泡」で洗うことが重要です。しっかりとしたきめ細かな泡が作れる洗顔料がおすすめです。泡立てネットを利用すると泡立てやすくなりますが、泡立てネットも清潔に保てるように気をつけましょう。きめ細かな泡で優しく洗顔し、フェイスライン(髪の生え際、こめかみ、あごの下など)にすすぎ残しが無いよう、しっかりとすすぎましょう。 -
3. 化粧水
化粧水選びのポイント
ニキビが気になる肌の方は「皮脂を抑える」「さっぱりタイプ」といった化粧水を選びがちですが、オススメなのは保湿タイプのものです。また、ベタつくのを嫌って使用量が少ない場合がありますが、適量をしっかりと肌に馴染ませてうるおいを補うことが大切です。
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4. 乳液
乳液の役割
スキンケアの基本アイテムである乳液。洗顔後に浸透させた化粧水や美容液を、しっかりと肌に閉じ込める役目を担っています。化粧水だけではせっかく補った水分が蒸発してしまいます。肌に水分をしっかりととどめておくためにも、乳液を使いましょう。洗顔後のスキンケアの順番は1.化粧水、2.美容液、3.乳液、4.クリームです。乳液は適量を顔全体に伸ばしましょう。
乳液の選び方のポイント
大人ニキビも乾燥も気になる肌のスキンケアとして乳液を選ぶ際は、ノンコメドジェニックテスト済みで保湿がしっかりできるものにしましょう。また乳液の油分を敬遠される方もいますが、油分は肌のうるおいに必要です。
ニキビ予防には適度な油分もなくてはならない成分です。
ノンコメドジェニックテスト済みの製品であれば、ニキビができにくいことが確認されていますので、油分があっても安心して使用できます。
ベタつきが気になる場合は、ベタつきが少なく肌なじみの良いものなど、自分の肌に合ったものを選びましょう。
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