ニキビが気になる肌の
スキンケア
ニキビが気になる時こそ正しいスキンケアは大事です。ニキビを刺激しない、傷つけないといった基本に加え、ニキビができにくいスキンケア製品を選ぶことが重要です。スキンケアの基本ステップ「洗う→うるおす→UVケア」の3stepの順に、正しいスキンケアの方法をこばやし皮膚科クリニック 副院長 小林美和先生に教えていただきました。
2024.02.27
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美肌解説
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スキンケア製品の選び方
ノンコメドジェニックテスト済み※のものを使用しましょう。
※ノンコメドジェニックテスト済みとは、ニキビのもとである面ぽう(コメド)ができない製品であることがテストで確認されていること。すべての方にニキビができないわけではありません。
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洗う
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1.メイクは帰宅後すぐにオフ!
メイクによる毛穴のつまりは、ニキビ悪化の原因になります。帰宅したらすぐにメイクを落としましょう。指先で肌を強くこすらないように注意しながら、手のひらを使ってクレンジング剤をメイクと十分になじませたあと、ぬるま湯で洗い流します。髪の生え際やフェイスラインに洗浄料が残らないように気をつけましょう。
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2.洗顔は1日2回が基本。洗顔料を使い、擦らないように
洗顔は、朝晩の1日2回が基本です。朝は起床後に、夜は帰宅後のメイク落としの後に、ニキビをつぶさないよう、やさしく洗いましょう。洗顔料はしっかり泡立てることも大切です。泡立てネットを使うなど、工夫するといいでしょう。
<注意ポイント!>
1日に何度も洗顔したり、毛穴汚れを取ろうと力を入れ過ぎたりすると、肌を傷つけて必要な水分や脂分まで奪われてしまいます。洗浄力の強すぎるクレンジング剤や洗顔料の使用も肌を乾燥させてしまう原因になります。刺激の少ないクレンジング剤や洗顔料を選ぶようにしましょう。
洗顔後は清潔なやわらかいタオルで軽くおさえるように水分をふき取ります。タオルでゴシゴシこすらないように気を付けましょう。
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うるおす
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3.保湿は洗顔直後に。水分・油分のバランスを整えましょう
洗顔、保湿などのスキンケアは一年を通して重要です。特にニキビのある肌では水分が失われやすいので、洗顔後の保湿は大切です。まずは化粧水を顔にやさしく手のひらで押さえるようにして肌になじませます。その後、乳液などを、化粧水と同じようにやさしく重ね付けしましょう。
<注意ポイント!>
皮脂が多いからといって、洗顔後何もつけないと水分が不足して乾燥してしまいます。肌の水分・油分のバランスを整えるためにも水分を足す保湿ケアをしましょう。手軽に使える、化粧水、乳液などの役割が一つになったオールインワンタイプのものを使うのもよいでしょう。メーカーが推奨する使用量や使用方法を参考にしましょう。
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UVケア
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4.オールシーズンのケアが大事。低刺激、敏感肌用の物を選んで
使用する日やけ止めは、ノンコメドジェニックテスト済み※表示があるものがおすすめです。日やけ止めの刺激感が気になる場合は、「紫外線吸収剤フリー(無配合)」「ノンケミカル」「敏感肌用」などの表示がある、刺激の少ないものを選びましょう。
顔に塗る場合、クリームタイプはパール大2個分ほどを、ローションタイプは1円硬貨大2枚程度を顔全体にのばします。屋外で日に当たる場合は3時間に1回程度塗り直すのがおすすめです。洗顔で落ちにくい日やけ止めの場合は、クレンジング剤を使ってきちんと洗い落とすことが大切です。<注意ポイント!>
日やけ止めは夏しか使わない…ということはありませんか?紫外線は年中降り注いでいます。紫外線は、肌の乾燥やニキビ痕(あと)の色素沈着の原因となるため、オールシーズンの対策が必要です。
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監修医師:小林 美和 先生
こばやし皮膚科クリニック副院長
香川医科大学(現:香川大学医学部)をご卒業後、産業医科大学皮膚科へご入局。さまざまな皮膚疾患の予防から治療までトータルな診療を行う。シミ・シワ、肌が敏感なときのメイク法など、女性に多い悩みにも親身に寄り添う診療とアドバイスで患者からの信頼も篤い。TV、雑誌などでも正しいスキンケア方法を発信している。