日やけのあと、赤くなる? 黒くなる?
あなたの肌タイプは?
"紫外線を浴びたあと赤くなってヒリヒリするけれど、数日経つと元に戻る人もいれば、赤くなって数日経つと褐色になる人がいるのは、どうして?" 実は、肌のタイプによって紫外線を浴びたあとの影響が違うのです。日やけのパターンは、大きく分けて3タイプ。自分の日やけのパターンを知って、日やけ防止に役立てましょう。
2017.07.21
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美肌解説
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日やけの種類
日やけには、サンバーン(sunburn)とサンタン(suntan)の2種類があります。
日本語ではどちらも「日やけ」と呼ばれていますが、サンバーンは紫外線にばく露した数時間後から現れる赤い日やけ(紅斑)のこと、サンタンは赤い日やけが消失した数日後に現れ数週間から数ヶ月続く黒い日やけのこと。 -
美肌データ
サンバーンとサンタンの違い
※紫外線環境保健マニュアル2020 環境省より
日やけの仕方には個人差がある
日やけの仕方によって肌のタイプが分けられます。図のように、「タイプⅠ(白い肌色)」の人ほどサンバーンの症状が強く、「タイプⅢ(濃い肌色)」の人ほどサンタンの症状が強く表れます。日本人に多いのは、タイプⅡのようですが、あなたはどの肌タイプですか?
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美肌ポイント
肌タイプによる日やけの違い
※maruho 紫外線対策ハンドブック参照
紫外線が肌に及ぼす影響は大きい
肌に影響を及ぼす紫外線にはUVAとUVBがあります。
UVBはエネルギーが強く、肌が赤くなったり、水ぶくれができたりするサンバーンの原因となります。ただ、波長が短いので、UVAに比べると地表に到達している総量は少なく、直射日光に当たらないように心がけることで肌への影響をある程度防ぐことができます。
一方で、UVAは、UVBほど急激に肌に影響を与えることは少ないのですが、地表に届いている総量が多く、なおかつ波長が長いため、肌の奥まで到達し、何気なく浴びているうちにシミやしわなどの光老化を引き起こす要因となり肌に大きな影響を与えてしまうのです。曇りの日でも、室内にいても窓ガラスを通って届くのがUVAの特徴です。
UVAとUVB、それぞれの特徴を知って、きちんと対策をしましょう。 -
美肌データ
紫外線の肌への到達イメージ
iniksからのアドバイス
紫外線を浴びてすぐに赤くなるタイプⅠの人は、日やけしやすいので特に注意が必要です。赤くなりにくいタイプⅢの人は、紫外線を浴びても紫外線の影響をすぐには感じず、数日後には褐色肌になる、ということもあります。また、シミやしわの光老化を引き起こすUVAは、全タイプの肌で注意が必要です。曇りの日でも室内にいても気を引き締めて紫外線対策をすることで、大人美肌を目指しましょう。
参考文献:
紫外線環境保健マニュアル2020 環境省
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf
UVインデックスとは 気象庁
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-50uvindex_manual.html
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