知らないと後悔する!
"まさか焼け"って?

お天気の日はもちろん紫外線対策がマストだけど、曇りや雨の日は日やけしないから安心......と思っていませんか? ドキッとしたあなたは、"まさか焼け"予備軍かも。紫外線は、曇りや雨の日でも降り注いでいて、知らず知らずに日やけしている可能性があります。 天気以外にも、"まさか焼け"のリスクは至るところにあります。少量でも、浴び続ければ肌への影響力は十分。そんな"まさか"の落とし穴も、しっかりチェックしておきましょう。

2017.07.11

  • 美肌解説

    • 肌に届く紫外線量は、
      雲の量で変わる

      日差しを遮る雲は、紫外線のカットフィルターの役目も果たしてくれます。とはいえ、紫外線の影響を100%受けない日はありません。快晴の日の紫外線量を100%とすると、空全体がうっすら雲で覆われているような薄曇りの日で約80~90%、曇りの日で約60%、雨の日でも約30%は降り注いでいます。
      薄曇りの日など、雲は多くても日差しを感じるような場合は紫外線の影響を受けることがあるので、油断は禁物です。

    • 美肌データ

      快晴時のUVインデックスを100%とした場合の
      天気毎のUVインデックスの割合

      ※出典:気象庁HP 知識・解説

      「雲が全くないと仮定した場合のUVインデックスの推定値」に対する「観測されたUVインデックス」の天気毎の割合。 札幌、つくば、鹿児島、那覇で1997~2010年(鹿児島は1997年~2005年3月)に観測されたUVインデックスを用いて作成。 ばらつきの範囲(平均値±標準偏差)を縦線で示す。

      ※「気象庁HP_知識・解説_雲と紫外線」より。
      ※UVインデックスについては、【世界レベルの新常識!「UVインデックス」って何?】参照。

      関連記事 『 世界レベルの新常識!
      「UVインデックス」って何? 』 を読む
    • 紫外線は、
      足元からもやってきます!

      空から降り注ぐ紫外線。でも、その脅威は空だけにあらず。地表に達する紫外線は、地表面で反射され、足元からも影響を与えます。普段歩いているアスファルトの道でも10%は反射するので、日傘を差していても浴び続けることに。さらに砂浜では25%、新雪では80%と、海やスキー場などでレジャーを楽しむときは、一層注意が必要です。

    • 美肌データ

      紫外線の反射率

      反射率
      新雪 80%
      砂浜 10~25%
      アスファルト 10%
      水面 10~20%
      草地・土 10%以下

      出典:「紫外線環境保健マニュアル2020」(環境省)

    • 美肌ポイント

      全方位からの紫外線に対抗するためには、とにかく日やけ止めを毎日つけること。顔はもちろん、デコルテや首の後ろをはじめ、露出している箇所はボディも日やけ止めでしっかりガードしましょう。
      日やけ止めは毎日長時間つけるものなので、乾燥や刺激が気になる方は、より肌にやさしく、保湿効果のあるものを選びましょう。肌の弱い方は紫外線吸収剤を使用していない製品(ノンケミカル製品)かどうかなどもチェックすることをおすすめします。

      iniksからのアドバイス

      紫外線は目には見えないけれど、自然光で明るさを感じるところでは紫外線、特にUVAが降り注いでいることを意識しておきましょう。また、室内であっても、肌に負担のない日やけ対策をして、快適な毎日を過ごしましょう。紫外線カット効果の高いカーテンに変えると気分も変わっていいかもしれません。紫外線を気にしなくていい環境を整えて、大人美肌を目指しましょう。

      参考文献:
      気象庁HP 知識・解説
      http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html
      紫外線環境保健マニュアル2020 環境省
      http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2020/matsigaisen2020.pdf